日本の文化には「属人器(ぞくじんき)」
という聞きなれない言葉があります。
日本人だから食卓を囲んでいただく
温かい炊き立てのご飯。
日本人に生まれてよかったと
実感する瞬間ではないでしょうか。
古くからの言葉で「属人器(ぞくじんき)」
という言い方があります。
たいていのご家庭では、お父さんの
お茶碗、お母さんのお茶碗というふうに
ご飯茶碗は使う人が決まっているのでは
ないでしょうか。
たとえば箸、お湯のみもです。
その意味は「私の器(自分だけが使う器)」
と言うことです。
他国に類を見ない和食器特有の
素敵な世界ではないでしょうか。
しかし、洋食のカレー皿や
ナイフ・フォーク・スプーンなどは
気にしないから不思議です。
マイカップ、マイ湯のみ、マイ箸など
外国人からも見れば日本人の
食と向き合う姿勢はとてもユニーク
に見えているのではないかなと思います。
「大黒屋」さんの江戸木箸
マイ蕎麦・らーめん・納豆箸です。