山葡萄やアケビといった自然の恵みがゆたかで、
昔から、それらを山から頂いては、かごやザルなどの
生活の道具を作っていました。
しかし、山葡萄は人目を避けるように山深い渓谷に生きています。
静けさに包まれた山で様々な虫や野生植物と出くわしたり危険極まりないのです。
古くから山葡萄細工は、「山葡萄100年」「母娘3代」
といわれるほど、とても丈夫で、使うほど艶やをまし、濃い飴色へ
美しく、育ち継がれていきした。
着物でも洋服でも合わせやすい素朴さがあります。
紬姿には申し分ありません。
職人さんにあいました、話を聞くと奥が深く仕事の大変さが伝わります。
山葡萄のつるは年に6月の1ヶ月に、1年分の材料を取りに行くそうです。
とても貴重な材料です。
こんな山奥を道なき道を何往復もするわけです。
山葡萄のかごバッグには、根強いファンも多いのですが、
高価なため比較的経済的に余裕のある方が持っているという
着物も高額と言われます。山葡萄のかごバックも高額です。
お金のことだけを考えると・・・。
しかし、職人さんの仕事をみたら高額ではないと思います。