2016/10/04

大好きな秋の味覚。

「秋の味覚」の味覚の代表選手、サンマの

価格が高騰しています。

初競りでは1尾当たり2300円の最高値を

付ました。

庶民の食べ物ではなくなってしまうのでしょうか?

その背景にあるのは、中国や台湾による

乱獲が問題になっているようです。

サンマはとても身近な魚だが、生け捕りは

とても難しく、泳ぐ姿を水族館で見られる

のはとても貴重なのです。

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さて、たいていの魚は調理する時、内臓を

取りだしますよね?

その理由の一つは内臓に排泄物が

残っているからです。

ではなぜサンマの内臓はそのまま

食べるのでしょうか?

そこで、タイとサンマにエサを与え

どれくらいで消化するのか?

まずはタイにエサを与えたところ、8時間以上

経過してもフンをしないようです?

一方サンマは、一生懸命エサを食べ続け

30分という驚きの早さでフンをしたそうです。

一体、この時間の差は何なのでしょうか?

そこで、タイの内臓を市場の友人へお願いして

捌いて見てみると胃や腸などの消化器官が

きちんとあるのに対して、サンマのお腹を

開けてみると胃や腸の区別が無く、一本の

長い消化官があるだけでした。

そのためサンマは消化が早く内臓に

排泄物が残っておらず、内蔵も一緒に

食べられるのです。

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これから食べやすい価格になればうれしいです。