2016/09/23

日本の宝石サンゴ

赤(紅)サンゴ
一般では血赤と呼ばれる赤サンゴの原木は

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高知県沖(室戸)の海底
約300mに多く生息し、その色合と品質

の良さから海外へ大量に輸出された種類です。

その為、現在では採取量も少なく希少価値

という面で人気も高く、中でも色の赤黒いものは

最高級品として取り扱われています。

サンゴの密漁が横行する理由として

台風が接近しても帰国しようとしない

中国密漁漁船の根性には呆れますが

中国では赤色は縁起物とされ富裕層の

投機対象となっているそうで、出る所では

1グラム当たり最高¥18~36万もの値段が

つけられるというから驚きです。

実際日本国内で正規に漁が認められている

高知県のある漁師等は マグロ漁を

辞めてまで赤サンゴ漁に乗り換える

者が出てくるなど、漁師の 生活は漁業で

成り立たないのが現状のようです。

高知県漁業振興課によると、競りで決まる

1キロ当たりの平均単価は 2014年8月

時点で52万6千円と、2年前の倍に跳ね

上がりました。

サンゴバブル」といえる事態です。

これを受け、魚の価格下落にあえぐ室戸

足摺沖の漁師が 宝石サンゴ漁にシフトしている。

ある専門化によれば、宝石珊瑚類の

成長スピードを計算すると 1つのエリア

で一定程度採取した後は、休漁期間を設ける

べきだと 主張する人もいます。

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その期間何と、10年。 大人の小指大に

成長するまで50年程度は掛かると

いわれるので それだけのペース

を守らないと、宝石珊瑚は今後姿

を消すかもしれないのです。

とにかく、すごい勢いで高騰しているのです。