赤(紅)サンゴ
一般では血赤と呼ばれる赤サンゴの原木は
高知県沖(室戸)の海底
約300mに多く生息し、その色合と品質
の良さから海外へ大量に輸出された種類です。
その為、現在では採取量も少なく希少価値
という面で人気も高く、中でも色の赤黒いものは
最高級品として取り扱われています。
サンゴの密漁が横行する理由として
台風が接近しても帰国しようとしない
中国密漁漁船の根性には呆れますが
中国では赤色は縁起物とされ富裕層の
投機対象となっているそうで、出る所では
1グラム当たり最高¥18~36万もの値段が
つけられるというから驚きです。
実際日本国内で正規に漁が認められている
高知県のある漁師等は マグロ漁を
辞めてまで赤サンゴ漁に乗り換える
者が出てくるなど、漁師の 生活は漁業で
成り立たないのが現状のようです。
高知県漁業振興課によると、競りで決まる
1キロ当たりの平均単価は 2014年8月
時点で52万6千円と、2年前の倍に跳ね
上がりました。
「サンゴバブル」といえる事態です。
これを受け、魚の価格下落にあえぐ室戸
足摺沖の漁師が 宝石サンゴ漁にシフトしている。
ある専門化によれば、宝石珊瑚類の
成長スピードを計算すると 1つのエリア
で一定程度採取した後は、休漁期間を設ける
べきだと 主張する人もいます。
その期間何と、10年。 大人の小指大に
成長するまで50年程度は掛かると
いわれるので それだけのペース
を守らないと、宝石珊瑚は今後姿
を消すかもしれないのです。
とにかく、すごい勢いで高騰しているのです。