2016/11/23

お重別料理。

一の重

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おとそを祝うための祝肴

数の子、田作り、

黒豆、たたきごぼうや

口取りかもぼこ、伊達巻

栗きんとんなどを詰めます。

祝肴

◆数の子 数の子はニシンの卵です。

ニシン(二親)は卵が多い

(たくさんの子がでる)ので

子宝子孫繁栄を願う

縁起物として食べられます。

◆田作り その昔、田植えの

肥料に乾燥したいわしが

使われていました。

田作りという名前は、田を

作るというところに由来しています。

また、いわしの肥料を使った

田んぼが豊作だったところ

から 別名ごまめ(五万米)とも

呼ばれています。

豊作を祈願する食べ物です。

◆黒豆 黒色は道教で魔除けの

色とされています。

この一年まめ(まじめ)に働き

まめ(健康)に暮らせるようにと

邪気を払い、無病息災を願った

食べ物です。

黒く

(真っ黒に日に焼けるほど健康に)

まめに暮らすという 語呂合わせ

からという説もあります。

◆たたきごぼう ごぼうは、地中深く

根を張るので 家(家族・家業など)

がその土地にしっかりと根を張って

安泰に という願いが込められています。

また、その色や形が黒い瑞鶏

(豊作の象徴)に似ていることから

豊作を願って食べられました。

たたきごぼうは、別名開きごぼう

ともいわれ、 運が開くという

意味も持っています。

口取り

◆紅白かまぼこ かまぼこの形

(半円状)が 初日の出の形に

似ていることから用いられます。

赤色は魔除けを、白色は清浄

神聖を表します。

また、紅白で縁起が良いと

されています。

◆伊達巻 伊達巻の「伊達」は

華やかさや派手さを表す言葉

華やかな卵焼きという意味で

伊達巻という名前がついたとか

伊達政宗が魚のすり身に卵を

混ぜて焼いたものを好んで

食べた など、諸説あります。

伊達巻の形が巻物に似ていること

から 文化の発展または、学問や

習い事の成就を願う食べ物です。

◆栗きんとん きんとんは漢字で

金団と書きます。

その字の通り金の団子つまり

金銀財宝を意味し、金運を呼ぶ

縁起物です。