どこの国にもその土地に育まれた
民族衣装と言う物があります。
というのは着物のことです。
長い年月の間に着物も色々な
時の流れとともに物事や状態が
移り変わり今の形になりました。
そして女性が生まれてから各年代
に合わせて、また未婚の頃を過ぎ
既婚者となることによっても着物の
形が変わって参ります。
三歳の頃の祝い着、七歳の頃の祝い着
そして十三参りの時の着物を経て十代が
終わり二十歳になり、いよいよ大人の
仲間入りをする成人式を迎えることに
なるのですが、この時に振袖で女性は
成人式に、のぞむのが慣わしとされています。
節目節目に折々の着物を着ますが、振袖は
お嬢さんの時代を表す未婚の方の正装であります。
つまり民族衣装としての着物の位置付けでは
未婚女性の第一礼装に当たります。