大根のいぶり漬けは
秋田県に古くから伝わる
漬物作りの製法です。
その起源は室町時代とも。
日照時間が短く、降雪時期
が早い、雪国の秋田では
大根の漬物を作る手順で
重要な、天日干しが十分に
できません。
そのため、屋上の梁に大根を
吊り下げ、囲炉裏火の熱と
煙で干すようになりました。
この「いぶり漬け」、囲炉裏に
代わって薪ストーブが普及
してからは、ほとんど作られる
ことが少なくなったようです。
しかし、その風味を懐かしむ
声を受け、当時より漬物屋を
営んでいた「雄勝野きむらや」
さんの先代がいぶり漬けの再現
を試みます。
試行錯誤の末、焚き木干し沢庵
「いぶりがっこ」が誕生したそうです。