2016/10/25

女児のお宮参り衣装(初着)

お宮参りの御着物を仕立て

直しすることで七五三の

3歳のお祝い着として使う

ことできます。  

当店にて仕立て直しする場合は

「付け袖はずし」「袖閉じ」

「袖丸み出し」「肩上げ」

「腰上げ」「半衿縫い付け」の

作業となります。

1.「付け袖はずし」:

付け袖を取り外します。

(男児初着の場合は水色

女児初着の場合は赤色の部分です。)

2.「袖閉じ」「袖丸み出し」:

お宮参りの御着物の袖は四角く

なっており、また袖口が無く開いて

おりますのでこの工程で袖を

閉じて、丸みをつけます。

3.「肩上げ」:

御着物の裄を肩山を中心に

前身頃から後ろ身頃にかけて

縫い、袖は手が隠れてしまわない

ようにします。

4.「腰上げ」:

御着物の丈を腰のところで

縫いつまんで着丈を調整し

裾を引きずらないようにする

工程です。

5.「半衿縫い付け」:

襦袢の衿に半襟を縫い付けます。

お宮参りの初着を七五三用に

御仕立直しができます。
加工内容としましては
【付け袖外し】

【袖閉じ】

【袖丸み付け】

【肩上げ】

【腰上げ】

【半衿付け】

になります。

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お宮参りの(初着)お直しについて。

「肩上げ」の加工にはお子様の

証の意味が御座いますので

最低でも「肩上げ」だけしてあれば

着用する事は可能です。

お宮参り着物(初着)をお持ち

であれば七五三の御祝着として

使用する事をおススメ致します。

これは単に使いまわす為ではなく

「赤ちゃんのお宮参りから3歳
でここまで大きくなりました」

と神様に報告する意味合いや

「代々使用している御着物を
着て一族の仲間入りをする」

などの意味合いなど、その地(じ)

の慣習や地方の風習、御家の伝統

など様々な意味合いがある事があり

土地土地により変化いたしますので

この機会に一度調べたり聞いたり

するのもおもしろいかもしれませんね。
 またお宮参りの御着物を使用すると

写真の成長比較対比になったり柄や

生地感がポリエステルの七五三着物

とはやはり違いますので 生地質の

高級感や個性的な柄域など他とは

違う雰囲気になりますので

お持ちであれば御仕立て直しして

ぜひ使用して頂く事をおススメ致します。