2017/03/08

白く固まったはちみつの戻し方②。

湯せんでじっくり溶かす方法です。


この方法はハチミツメーカーの

ほとんどが推奨している溶かし方です。

方法はさほど難しくありません。

まず鍋に50℃~60℃ぐらいのぬるめの

お湯を用意します。

そこに、ハチミツの容器ごと蓋を外した

状態で入れるだけです。

しかし簡単に蓋は開きませんので、まずは蓋を

温めて開けやすくします。

ハチミツの量や結晶状態によって

溶ける速さは変わりますが、30分ほどで

元の状態に戻ります。

ポイントとしては、ハチミツをゆっくり

混ぜながら温めること。

そうすることで、結晶が溶けやすくなり

なめらかに戻すためです。

ハチミツが固まる原因と

溶かし方・戻し方とは?

固まらない方法ってある?


デメリットとしては、手間と時間がかかる

作業なので急いでいるときには向い

ていないという点ですが、私は

こちらがオススメです。

手間はかかりますが、湯せんで溶かす方法です。

電子レンジも試してみましたが、ザラザラ

とした舌触りが残ったり、温度調整がとても

難しかったためです。

また、完全に結晶を溶かしておくことで

結晶化しにくくなるのでぜひ試してみて下さい。




ハチミツが固まらないように

するための保存方法は?


ハチミツの保存方法として、ほとんどの

メーカーが推奨しているのは

「冷暗所での常温保存」です。

冷蔵庫の保存は、結晶化しやすくなるので

お勧めしていないようです。


ハチミツの花の種類によっては結晶化しにくい

ものがあるのでそういった種類のハチミツを

選ぶこともお勧めしています。

たとえば、アカシアやリンゴのハチミツは

結晶化しにくい種類です。

これは結晶化する原因の1つであるブドウ糖の

割合が低いからなのだとか。

ハチミツの結晶化は避けられないのでしょうか?

実は、裏技があります。

それは「冷凍庫」保存です。

一般家庭の冷凍庫の温度は-18℃ほど。

ハチミツが結晶化しやすい温度は

5~14℃のため、冷凍庫では逆に結晶化

しにくくなるんです!

冷凍庫なんてカチカチに凍ってしまうのでは!?

なんて心配も無用です。

ハチミツの凍る温度は-20℃~-25℃ほどと

非常に低い温度なので家庭の冷凍庫に

入れたぐらいでは凍らないんです。

とはいえ、トローンとした状態が

キープされるというわけでもなく

若干硬くなってしまいますが・・・。

例えるなら、硬めの水あめ程度でしょうか。

パンに塗るのには硬いので、使う量だけ

取って常温に戻してから使うとよいでしょう。

ビタミンやアミノ酸などの美容成分を

多く含み、健康効果も高いハチミツはどこの

家庭にも1本は常備されているのではないでしょうか?

とはいえその特性ゆえに、いざ使おうとすると

白く固まってる困り者でもあります。

今回ご紹介した方法は、そんな固まった

ハチミツも簡単・手軽に元通りトローンとさせて

しまう方法でした。

とはいえ何度も繰り返し温めていると

風味が落ちやすくなってしまうようですので

ハチミツを購入するときはなるべく使いきれる

サイズのものを選ぶことをオススメします。

美味しいハチミツで、健康で豊かな

食生活を作っていきましょう。