「蕎麦の増田屋」というお店が沢山あります。
師弟関係のようなものです。
ですから同じ名称とは言いながら店構えも値段も
味も主人の個性が表れて千差万別です。
日本蕎麦では、他にも「更科」や「満留賀」
などの「のれん」が有名です。
今回、食事したのは
横浜市保土ヶ谷区今井町にあります
「増田屋」さん。
外観は、一目で増田屋とわかる造りです。
何故、昔からの増田屋は外観が
ほぼ一緒なのかというと増田屋で修行して
暖簾分けして、店を開く時に増田屋会の長指定の
大工さんを利用するのが暗黙の
条件で、それで同じ外観になるんだそうです。
これは、増田屋の方に聞いた事
ですので、確かな情報だと思います。
もっとも、最近の傾向は、新規
オープンしたり、建て直す時には
増田屋を名乗らず、蕎麦の
専門用語や、出身地を店名にして
差別化をはかる店も増えてきていますが。
話はそれましたが、こちらの
増田屋さんは、昔ながらの流れを
今も続けている親しみやすいお店です。
店は広く、客席もゆったりした
スペースで、のんびりと蕎麦を
味わうには良いと思います。
「ひれかつセット」を注文しました。
こちらは、冷たい蕎麦でお願いしました。
運ばれてきたひれかつセットセットまずは蕎麦の上に
卓上に用意されている天かすが良いサービスで
遠慮なくタップりのせました。
のっているネギとワカメ量のに目が点に。
まずはワカメをよけ、汁をつけずに蕎麦を。
茹で加減が絶妙で、コシがあり香りもいいです。
次に汁を軽くつけて。
ひれかつは厚みがしっかりありパン粉
がサクサクでキャベツがこんもり盛られて
アクセントにトマトが添えられています。
かつ屋さんで食べる本格的なひれかつです。
手作りの中華風春雨サラダは中々のボリューム満点です。
あさ漬も美味しいですパリパリとした歯ごたえ。
豊富なメニューも写真付きで分かりやすく選び
やすくなっています。
街中の蕎麦屋さんとしては内容が、すごく良いと
思います。
帰り際のレジ横には懐かしい店名と地図入りの
マッチが置かれていましたので1ついただいてきました。
次回は暖簾にも書いてある
「小分けそば」を食したいです。