七草の名前は、実はそれぞれの植物の名前になぞらえた
縁起の良い語呂合わせの呼び方になっています。
芹(セリ)・・・競り勝つ。昔から田畑で栽培され
鍋物や和え物にも使われる馴染みのある食材
ではないでしょうか。
薺(ナズナ)・・・ぺんぺん草ともいい、撫でて汚れを
取り除くという意味が込められています。
御形(ゴギョウ)・・・仏様の体という意味で
母子草(ハハコグサ)ともいいます。
繁縷(ハコベ)・・・ハコベラともいい、繁栄が
広がるという意味。
仏の座(ホトケノザ)・・・仏様が座禅を組んでいるような
花の形から呼ばれ、田平子(タビラコ)とも呼ばれています。
菘(スズナ)・・・カブのこと。神を呼ぶ鈴に見立てられ、
清白(スズシロ)・・・大根のこと。汚れのない清白を表しています。