2017/04/19

想い出に残る物。

父親の大切にしていた腕時計

それは、母親が当店で初めて宝石を

扱う事になった記念に母親が腕時計を

プレゼントしたそう。

当時は宝石を販売すると物品税がかかる

時代。

私は、物品税を経験したことがありませんが

こんなものです。

贅沢品=物品税のような扱いを

されていたようですが?

けして私の両親はお金があったわけではなく

新しい商品で商売をしていく記念に腕時計プレゼント

したのだと思います。

苦しい時でも頑張って記念に買った物などや

プレゼントしていただいたものを見て

想い出すと苦しさを乗り越えていけたり

するのではないでしょうか?

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その腕時計は「ロンジン」の手巻き腕時計です。

私は幼少期に父が朝スーツに着替えてから

ゼンマイを巻いて腕にして出かけるのが

かっこよく見えました。

父親が健康で仕事バリバリ働いてるとき

昼に自宅に帰ってきてラーメン丼ぶりで

ご飯を食べていました。

その時の体形がちょうどいいぐらいだったように

思います。

ですが腕回りが変わり使用

できなくなってしまいました。

ベルトを交換できないものでした。

使ってない時計を見て、私が欲しい

ことを伝えたとき大切に使うんだよっと・・・。

私が使いはじめて1年ぐらいしたとき

リューズがプッチと切れてしまいました。

治さないと使えないので宝石メーカーさんに

修理に出したら古くて部品が見つからなく

パーツを作っていただき修理代を聞いたら

当時の給料1ヶ月半くらい・・・。

それでも大切な時計なので修理を

お願い致しました。

その時計がこの「ロンジン」です。

DSC_1829.JPG

大切に使っていた物は沢山の想い出がつまり

沢山の事を思いだすことができます。

そんな思いをしてからは金銭的に

自分に見合わなくても頑張らいないと

手にできない物を購入しています。

必ず沢山の想い出が残せると思うからです。

某CMで、ものより想い出・・・!

素敵なCMだなっと思いました。

ものと想い出も良い感じではないですか?