2017/06/23

戦後72年を経て。

沖縄で作られたカレンダーには

本土のカレンダーには無い休日が

印刷されています。

6月23日の慰霊の日です。


慰霊の日は沖縄戦の終わった

日という意味で、沖縄県の条例で休日

と決まりました。

この日は沖縄県、市町村の学校や役所は

休みになります。

国関係の学校・役所は当てはまらないので

「平日」として通常通りになります。

ですから「国立」琉球大学は授業がありますが

「県立」芸術大学は休校だったりします。


慰霊の日の正午には、1分間の黙祷をして

戦争で亡くなった沢山の命の冥福を祈ります。

そして戦争の悲惨さや愚かさを繰り返さない為の

式典が各地で行われます。

また、小中学校では慰霊の日のための

特別授業が行われることがあるようです。

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実はこの慰霊の日は一度なくなりました。

復帰前の1962年、立法院によって法定休日(当初は6月22日)

として定められましたが、1972年の本土復帰に

ともない日本の法律では法的根拠が

なくなってしまったそうです。

また、1989年の政府の週休二日制導入の際に

「慰霊の日」や「広島原爆記念日」が

休日として認められないことになったそうなのです。
DSC_0023.JPGしかし、1991年地方自治法が改正され

沖縄県議会は

「沖縄戦を風化させてはいけない」

として条例で「慰霊の日」を休日として復活させました。

県立が休みで国立が仕事なのはこのことからです。

民間企業はこのご時世休むところは少ないようです。

沖縄戦は国内唯一の地上戦。

死者も日本兵だけでなく民間人も

犠牲になりました。

もちろん、米兵も戦死しました。

沢山の命が犠牲になった沖縄戦を風化

させてはいけないという強い

決意の日でも有ります。

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私は、現在の綺麗で平和な沖縄県が大好きです。

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下記は過去のblog内容です。

THE BOOMの大ヒット曲「島唄」

でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た

(1945年春、でいごの花が咲く頃、米軍の沖縄攻撃が開始された。)

でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た

(でいごの花が咲き誇る初夏になっても、米軍の沖縄攻撃は続いている。)

繰り返す 哀しみは 島わたる 波のよう

(多数の民間人が繰り返し犠牲となり、人々の哀しみは、島中に波のように広がった。)

ウージの森で あなたと出会い

(サトウキビ畑で、愛するあなたと出会った。)

ウージの下で 千代にさよなら

(サトウキビ畑の下の洞窟で、愛するあなたと永遠の別れとなった。)

島唄よ 風にのり 鳥と共に 海を渡れ

(島唄よ、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 "ニライカナイ" に戻って行きなさい。)

島唄よ 風にのり 届けておくれ わたしの涙

(島唄よ、風に乗せて、沖縄の悲しみを本土に届けてほしい。)

でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ

(でいごの花が散る頃、沖縄戦での大規模な戦闘は終わり、平穏が訪れた。)

ささやかな幸せは うたかたぬ波の花

(平和な時代のささやかな幸せは、波間の泡の様に、はかなく消えてしまった。)

ウージの森で 歌った友よ

(サトウキビ畑で、一緒に歌を歌った友よ。)

ウージの下で 八千代に別れ

(サトウキビ畑の下の洞窟で、永遠の別れとなった。)

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ

(島唄よ、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 "ニライカナイ" に戻って行きなさい。)

島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を

(島唄よ、風に乗せて、彼方の神界にいる友と愛する人に私の愛を届けてほしい。)

海よ 宇宙よ 神よ 命よ

(海よ 宇宙よ 神よ 命よ 万物に乞い願う。)

このまま永遠に夕凪を

(このまま永遠に穏やかな平和が続いてほしい。)

島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ

(島唄は、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 "ニライカナイ" に戻って行きなさい。)

島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私(わくぬ)の涙(なだば)

(島唄は、風に乗せて、沖縄の悲しみを本土に届けてほしい。)

島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ

(島唄は、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 "ニライカナイ" に戻って行きなさい。)

島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私(わくぬ)の愛を

(島唄は、風に乗せて、彼方の神界にいる友と愛する人に私の愛を届けてほしい。)

 私はカラオケに行くと必ず歌っていました。

いかにも沖縄的らしく、いい曲だなぁ。

全く逆で明るい曲なのかと勘違いしていた

自分が情けなくなりました。

なんて単純に思っていましたが

歌詞の内容まで考えた事はありませんでした。

沖縄に旅行で行き、沖縄で友人になった

方から調べてみなっと・・・。

心が引き裂かれそうになりました。

ひめゆりの塔へ行った時も衝撃をうけました。

感受性が豊かな次男坊は涙がとまりませんでした。