2016/12/04
十三参り。
十三参りの服装
参拝時期は旧暦3月13日で
現在の4月13日です。
虚空蔵菩薩が13番目に誕生
した菩薩様といういわれから
虚空蔵菩薩に縁のふかい
旧暦3月13日になったそうです。
今では、新暦の4月13日を
中間にはさんで3月13日~5月13日
の間に参拝するといわれています。
十三参りは、主に京都を
中心とする関西地方で
盛んな行事で、七五三
よりも、重要とされている
地域もあります。
ただ、近年では、関東地方など
他の地域でも行われるように
なってきました。
馴染みの浅い地域に
お住まいであれば、
成人式や七五三の服装は
解るけど、 十三参りは何を
着せたらいいの?
という疑問もあるのではない
でしょうか。
十三参りの正装は?というと
やはり着物です。
女の子は、本断ちの晴れ着を
肩上げして着させます。
※本断ち:大人の寸法 肩上げ:肩山の
ところで縫い上げて裄丈を調整
することです。
お参りから帰宅したら、 肩上げ
している糸をすぐにほどくのが
正式な儀礼です。
男の子は羽織袴が、正式な
儀礼となります。
十三参りの年は、ちょうど
中学進学の年にあたるので
新しい制服を着用しても大丈夫です。
また、最近は、洋装での
参拝も増えています。
女の子ならワンピース、男の子
ならスーツといった フォーマルな
服装がいいでしょう。
時の流れと共に、廃れていく
風習が多い時代ですが
十三参りはその逆で、全国に
広がりをみせています。
きっと、子供の成長を祝い、今後を
気遣う親心は、今も昔も、変わらないも
のだからこそなのでしょう。