2018/04/16

隠れ家的なお蕎麦屋さん。


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生産性を無視して美味しいお蕎麦を

追求する姿勢が、このお店のスタイルを

如実に表しているお店「やすみ亭」さん。

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のれんをくぐると・・・

そこは・・・・

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店内は明るくボサノヴァが流れていて、いっけん

カフェのような雰囲気です。

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お客様が描いてくれたと素敵な外観も

飾られています。

江戸より伝わる美味いお蕎麦の格言に

「蕎麦は三タテ」とあります。

すなわち・・・

・「挽きたて」

・「打ち立て」

・「茹で立て」が美味しいと・・・。

古来より言われてきたのに、本当にオーダーの

度に実行している店など殆どないのでは・・・

それは、蕎麦の持つもう一つの側面気の短い

江戸っ子のファーストフードニーズ

をも満たしながら発展してきたゆえんで

上手いと言われるこだわりの蕎麦屋でも

朝打って昼提供するのが限界だったのでは?

しかし、プロの蕎麦屋は体験として知って

いるので蕎麦を打ってすぐに茹でる

ことはしません。

製麺の仕方やそば粉の状況などにも

よりますが若干寝かせた方が美味しく

茹であがると話すお蕎麦屋さんも。

もちろん伝統の中に蕎麦屋のスピーディーな

食文化も含まれており、重要な要素だから

一般的なお蕎麦屋さんも否定すべき

ではありませんが・・・

けれど、世の中に一軒くらいこういう

店があってもいい。

蕎麦粉の香り、捏ねる際の芳香、口いっぱいに

広がる香り蕎麦つゆを付けた時の変化や

塩で食べさせたりと・・・

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気さくなご主人が丁寧に一つ一つ教えてくれます。

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試行錯誤5年間研究してできたお蕎麦の違いなど

それが、鎌倉天国「日隠れ」

器がホタテの貝殻で二口づつくらいの量で盛られてきます。

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こちらは、ご主人が仙台で「せり鍋」が

流行っていると聞き思いついた仙台せり鴨そばです。

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せりの魅力はなんといっても独特の風味と

歯ごたえが鴨汁にピッタリと合います。

シャキシャキとした歯ざわりが楽しく、せりの香りが

口と鼻いっぱいに広がって箸が止まりません。

せりが根付きで出てくるあたりが最高です。

とにかく美味しいお蕎麦屋さんで表現しきれませんので

一度、自分で食べて実感してみてください。

全て味わえる「やすみ亭」さんがある事は

幸せなことです。