2017/06/21

なかなかの珍味。

世界の海洋には、200~250種のタコ類が

分布していて、日本近海には約60種が

生息しています。

その中で、食用とされているのは

わずかに5種類です。

たこまんま(蛸の卵)。

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見た目はグロいがなかなかの珍味。


たこの卵って見たことありますか?

魚卵はともかく、イカやたこの卵は

出回っているのをみたことがない。

最近は珍味としてお取り寄せもあるようですが。

この卵です。

半透明の白い物体が卵です。

こちらに醤油をつるりと垂らし

つまり、たまごのお刺身という

ところでしょうか。

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確かに米粒みたいな細長い形を

している卵のようです。

まんまと呼ばれるゆえんです。

これを、わさび醤油やなど

漬けにしてもいいみたいです。

いくらやたらこを生で食べるのは

慣れているけど、これは未知です。

食感はいくらと白子を合わせた

ような食感です。

みずみずしいのですが、噛んでも

他の魚卵のようにぷちぷちは

じける訳ではなく、ねっとりと

まとわりつくような液体が口の中に流れ込む。

味わいは白子に似ているのですが

もっと水分が多いんです。

不思議な食感。

新鮮な物はこうやってお刺身で

食べることができますが、ポン酢も

美味しいらしいです。

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ゆでてから食べたり、塩漬けにしたり

加工しても食べるとか。

いずれにせよ二杯酢、ポン酢などで

さっぱりたべるほうが美味しいそうです。

興味のある方は、たこの産地である

北海道や兵庫県などで食べてみるか

お取り寄せしてみてください。

塩漬けならお土産物屋にあるかな?

メスは岩陰に潜み、長径2.5mmほどの楕円形の

卵を数万~十数万個産みます。

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卵は房状に固まっていて、フジの花のように

見えることから、兵庫県では「海藤花(かいとうげ)」と

呼ばれています。