世界の海洋には、200~250種のタコ類が
分布していて、日本近海には約60種が
生息しています。
その中で、食用とされているのは
わずかに5種類です。
たこまんま(蛸の卵)。
見た目はグロいがなかなかの珍味。
たこの卵って見たことありますか?
魚卵はともかく、イカやたこの卵は
出回っているのをみたことがない。
最近は珍味としてお取り寄せもあるようですが。
この卵です。
半透明の白い物体が卵です。
こちらに醤油をつるりと垂らし
つまり、たまごのお刺身という
ところでしょうか。
確かに米粒みたいな細長い形を
している卵のようです。
まんまと呼ばれるゆえんです。
これを、わさび醤油やなど
漬けにしてもいいみたいです。
いくらやたらこを生で食べるのは
慣れているけど、これは未知です。
食感はいくらと白子を合わせた
ような食感です。
みずみずしいのですが、噛んでも
他の魚卵のようにぷちぷちは
じける訳ではなく、ねっとりと
まとわりつくような液体が口の中に流れ込む。
味わいは白子に似ているのですが
もっと水分が多いんです。
不思議な食感。
新鮮な物はこうやってお刺身で
食べることができますが、ポン酢も
美味しいらしいです。
ゆでてから食べたり、塩漬けにしたり
加工しても食べるとか。
いずれにせよ二杯酢、ポン酢などで
さっぱりたべるほうが美味しいそうです。
興味のある方は、たこの産地である
北海道や兵庫県などで食べてみるか
お取り寄せしてみてください。
塩漬けならお土産物屋にあるかな?
メスは岩陰に潜み、長径2.5mmほどの楕円形の
卵を数万~十数万個産みます。
卵は房状に固まっていて、フジの花のように
見えることから、兵庫県では「海藤花(かいとうげ)」と
呼ばれています。